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NEWS > 第三回 世之介ひよこざいだん
2019.12.14 13:00 開演(12:30 開場)
ぐっどすとっく落語会 世之介ひよこざいだん
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会場詳細
〒145-0062
東京都大田区北千束3-20-8
スターヴァレーII B1

Goodstock Tokyo

第三回世之介ひよこざいだん
ひよこざいだん

■ 当日 / 前売り 1,500円


# 世之介ひよこざいだん とは
金原亭世之介一門の弟子の会。
世之介は酉年ですから、さながら親鶏のよう。

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第二回世之介ひよこざいだん  第一回世之介ひよこざいだん

 「ひよこざいだん」の名前は世之介の弟子たちが考えたと聞いた。良い名前だと思う。「弟子の会」「勉強会」などもまじめで良いが客の立場からすると舞台にあがる側からのアピールは感じるがお客様を引き込もうと言う気概を感じられない。その点、財団と言うのは特定の目的を持った集まりであるからお客の立場からしても財団の一員にして貰えるのかと言う仲間意識を掻き立てられる。但し特定の目的のために財団はお金を集める訳であるから、この会のファンになったからには「チケットやその他で貢献して欲しい」と言う意味もあるのかなどと思ったりもする。師匠が世之介だけにこれからこの会を、そう育ててゆくつもりなのだろう。そのうちこの会の株など売り始めるのではないかなどと考えたりもする。まあとにかく「ひよこざいだん」と言うだけで世の中が何処の会だと解るような、名前が独り歩きしてくれたら応援する私も嬉しい限りだ。昔「二朝会」という志ん朝、柳朝の会があって今も伝説だが、いつかそうなったらここにコメントを書く私も誇らしい。
さて落語会に限定はしないが名前と言うのは大変大きな影響を持って居るものだ。落語家の前座、二つ目、真打ちなどの呼び名も落語の出来不出来に拘わらずその噺家の芸の物差しにさえなっている。もちろん良い面もある。少しでも芸に魅力があれば真打ちなら当たり前の芸だとしても「えっ前座とは思えないね。その辺の二つ目より上手いね。」となるだ。特にこの会の乃ゝ香や杏寿は女性であるから女噺家のレッテルがある分、損もあるが「えっ女にしては上手い。女にしては面白い」と言われる得もあるのだ。駒平は師匠の世之介が芸能界で売れた名前であるから他の前座より世に知られている得もあるが、師匠の前座時代や二つ目の頃と比べられる損もあるわけだ。とにかく「世之介ひよこざいだん」のメンバーが立派な真打ちになった二十年後に「ひよこざいだん」の名前で鈴本演芸場や末廣亭、浅草演芸ホールが満員になる事を望む。

■ 演芸評論家 室輪まだこ
ひよこざいだん


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