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NEWS > 20.8.15 伊達家酔狂の会
2020.8.15 17:00 開演
伊達家酔狂の会
会場詳細はこちら
会場詳細
〒103-0023
東京都中央区日本橋本町3-1-6
日本橋永谷ビル1階

お江戸日本橋亭

2020年8月15日 伊達家酔狂の会
■ 木戸銭:2,000円

チケット予約

『伊達家酔狂』
 コロナウイルスによる緊急事態宣言で舞台芸術の在り方が全く変わってしまった。特に東京の噺家達の生活が今後どうなっていくのか全く分からないのが私の見解だ。なぜならまずその立ち位置だろう。噺家は師匠の下で五年間ほどの前座修行を経て二つ目と成らなければ噺家とはならない。その期間は高座へは上がれるが演題の規制は在るしテレビで落語を喋るなんてもってのほかなのだ。それは落語を生業としてお金を貰うのは二つ目に成ってからと言う不分立があるからだ。しかしコロナの影響で寄席の高座もないためYouTubeでの配信を前座も認められた。これはYouTubeが無料だからという理由だろう。しかし噺家達の高座がオンライン配信に頼らなければならない為オンライン配信も有料化されつつある。もちろん上がる前座もその中の一人だ。そして何より天狗連で落語を楽しんでいた素人落語家もすでにYouTubeでの配信をしている。つまりプロと前座と素人の大きな壁がコロナウイルスの影響でぼやけてしまったのだ。配信されている映像がプロであるか天狗連であるか一般の人は見分けがつかない。面白ければ天狗連がプロの噺家を凌駕する事態も起こりえる。前書きが長くなったが伊達家酔狂はその押し出しのある高座の迫力は玄人裸足である。ネタ数も多く、何しろ根本的に落語好きで一般的な落語で知らないネタはまず無いのではないかと思うほどだ。前回の伊達家酔狂の会で彼の高座を観たがゲスト出演するプロのそれも真打ちを前に、憶する事もなく堂々としゃべっていた。今回はソーシャルディスタンスで少ない観客であるがどう料理するか楽しみにしている。もうそこにはプロの壁は存在しない。

■ 演芸評論家 室輪まだこ



2020.8.15 17:00 開演
伊達家酔狂の会
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〒103-0023
東京都中央区日本橋本町3-1-6
日本橋永谷ビル1階

お江戸日本橋亭

伊達家酔狂の会



■ 木戸銭:2,000円

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「伊達家酔狂」

 コロナウイルスによる緊急事態宣言で舞台芸術の在り方が全く変わってしまった。特に東京の噺家達の生活が今後どうなっていくのか全く分からないのが私の見解だ。なぜならまずその立ち位置だろう。噺家は師匠の下で五年間ほどの前座修行を経て二つ目と成らなければ噺家とはならない。その期間は高座へは上がれるが演題の規制は在るしテレビで落語を喋るなんてもってのほかなのだ。それは落語を生業としてお金を貰うのは二つ目に成ってからと言う不分立があるからだ。しかしコロナの影響で寄席の高座もないためYouTubeでの配信を前座も認められた。これはYouTubeが無料だからという理由だろう。しかし噺家達の高座がオンライン配信に頼らなければならない為オンライン配信も有料化されつつある。もちろん上がる前座もその中の一人だ。そして何より天狗連で落語を楽しんでいた素人落語家もすでにYouTubeでの配信をしている。つまりプロと前座と素人の大きな壁がコロナウイルスの影響でぼやけてしまったのだ。配信されている映像がプロであるか天狗連であるか一般の人は見分けがつかない。面白ければ天狗連がプロの噺家を凌駕する事態も起こりえる。前書きが長くなったが伊達家酔狂はその押し出しのある高座の迫力は玄人裸足である。ネタ数も多く、何しろ根本的に落語好きで一般的な落語で知らないネタはまず無いのではないかと思うほどだ。前回の伊達家酔狂の会で彼の高座を観たがゲスト出演するプロのそれも真打ちを前に、憶する事もなく堂々としゃべっていた。今回はソーシャルディスタンスで少ない観客であるがどう料理するか楽しみにしている。もうそこにはプロの壁は存在しない。

■ 演芸評論家 室輪まだこ







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