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NEWS > 世之介ひよこざいだん 金原亭乃ゝ香二ツ目昇進記念落語会
2020.12.17 19:00 開演(18:30 開場)
ぐっどすとっく落語会 世之介ひよこざいだん
会場詳細はこちら
会場詳細
〒145-0062
東京都大田区北千束3-20-8
スターヴァレーII B1

Goodstock Tokyo

世之介ひよこざいだん 金原亭乃ゝ香二ツ目昇進記念
ひよこざいだん

■木戸銭 1,500円

# 世之介ひよこざいだん とは
金原亭世之介一門の弟子の会。
世之介は酉年ですから、さながら親鶏のよう。

世之介ひよこざいだんチケット購入
ひよこざいだん

 先ずは金原亭乃ゝ香さん二つ目昇進おめでとう。これから女性落語家と云わず未来の落語界を担っていってください。
さて今から五年近く前。世之介が女性の弟子を取ったと聞き私は驚いた。新しい事をやり続けて居る世之介だが、中身はどの噺家より硬派で右派の芸人だと私は思っていたからだ。ある番組で世之介が女性の噺家をどう思うかとインタビューを受けて「女が落語をする事に無理がある。それは男の為に作られた文化だからだ。よほど新たなる演出がなされない限り女が落語を喋るべきではない。それを弟子に取る側にも問題がある。」とも語っていた。ところが一番弟子が女性、そして二番弟子も女性を弟子に取ったのだ。世之介にその事について尋ねたことがある。世之介は「小三治師匠に言われた事があるんです。お前が女の噺家を認めないのは解った。ならばどうすれば認められる噺家を創れるか考えてくれよ。批判は誰でも出来る。女の噺家の未来をマイナスの言葉でお仕舞にしないでくれよと。処へ弟子に成りたいと乃ゝ香が来た。だから弟子に取って僕なりの方針で育てるつもりです。それだけです。」その時世之介は「これマジですから。」と真剣に言い放ったのだ。その乃ゝ香がいよいよ二つ目昇進となった。容姿もそうだが確かに今までの落語界には居ないタイプに育った感はある。多分色々な風当たりとも闘ってここにたどり着いたのだろう。世之介は「やっとこれからです。噺家の免許を与えられた女性芸人がどう生きてゆくか。今までは外との闘い。これからは自分との闘いです。いかに自己の舞台に命を懸けられるか。乃ゝ香の噺家に対する情熱が試されるでしょう。」と言っていた。これからどうこの子たちを育てて行くのか、おおいに期待が膨らんだ。世之介は止まらない「何の迷いもない若いうちにどんどん何でもやるべきなんです。私を見てくださいよ。還暦過ぎて尚、配信落語、英訳配信、新作落語、落語ミュージカル。年寄りの冷や水と言わりょとやり続け、女性の弟子も育てて。弟子なら、その背中を見て欲しい。まして女性としての旬も心の旬も短いんですから今やらずしていつやるかですよ。」世之介がそれだけ力を入れているなら暫く彼女の成長を見守りたい。
さて「世之介ひよこざいだん」の三人。乃ゝ香は二つ目昇進して、落語通のわたくしから見ても売れる匂いを放っている。すでにビーツのCMや各TV番組やラジオのゲスト。前座上がりとは思えぬ顔の出し方の活躍だ。杏寿も週刊誌のコーナーで見開き紹介されていた。噺も明るさと笑顔が高座に満ち溢れて来た。あの可愛さが落語に現れたら今までの女性噺家をひっくり返す事が出来るだろう。駒平も地元の大分市のCMに出演、NHKの「金曜日のソロたち」でも視た。落語も聞けば前座の域を超えていることは一目瞭然だ。あとは笑顔の裏に志ん朝や談志、今なら小朝のような相手に媚びないカッコよさが生まれれば一気に人気が出るだろう。今青田買いするならこの三人よりほかに居ない。落語好きも初めて落語を聴くあなたもコロナの令和を楽しく生きたいなら「世之介ひよこざいだん」の三人を応援するべきだ。

■ 演芸評論家 室輪まだこ


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2020.12.17 19:00 開演(18:30 開場)
ぐっどすとっく落語会 世之介ひよこざいだん
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東京都大田区北千束3-20-8
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世之介ひよこざいだん


ひよこざいだん
世之介ひよこざいだん #とは
金原亭世之介一門の弟子の会。
世之介は酉年ですから、さながら親鶏のよう。

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「世之介ひよこざいだん」

 先ずは金原亭乃ゝ香さん二つ目昇進おめでとう。これから女性落語家と云わず未来の落語界を担っていってください。
さて今から五年近く前。世之介が女性の弟子を取ったと聞き私は驚いた。新しい事をやり続けて居る世之介だが、中身はどの噺家より硬派で右派の芸人だと私は思っていたからだ。ある番組で世之介が女性の噺家をどう思うかとインタビューを受けて「女が落語をする事に無理がある。それは男の為に作られた文化だからだ。よほど新たなる演出がなされない限り女が落語を喋るべきではない。それを弟子に取る側にも問題がある。」とも語っていた。ところが一番弟子が女性、そして二番弟子も女性を弟子に取ったのだ。世之介にその事について尋ねたことがある。世之介は「小三治師匠に言われた事があるんです。お前が女の噺家を認めないのは解った。ならばどうすれば認められる噺家を創れるか考えてくれよ。批判は誰でも出来る。女の噺家の未来をマイナスの言葉でお仕舞にしないでくれよと。処へ弟子に成りたいと乃ゝ香が来た。だから弟子に取って僕なりの方針で育てるつもりです。それだけです。」その時世之介は「これマジですから。」と真剣に言い放ったのだ。その乃ゝ香がいよいよ二つ目昇進となった。容姿もそうだが確かに今までの落語界には居ないタイプに育った感はある。多分色々な風当たりとも闘ってここにたどり着いたのだろう。世之介は「やっとこれからです。噺家の免許を与えられた女性芸人がどう生きてゆくか。今までは外との闘い。これからは自分との闘いです。いかに自己の舞台に命を懸けられるか。乃ゝ香の噺家に対する情熱が試されるでしょう。」と言っていた。これからどうこの子たちを育てて行くのか、おおいに期待が膨らんだ。世之介は止まらない「何の迷いもない若いうちにどんどん何でもやるべきなんです。私を見てくださいよ。還暦過ぎて尚、配信落語、英訳配信、新作落語、落語ミュージカル。年寄りの冷や水と言わりょとやり続け、女性の弟子も育てて。弟子なら、その背中を見て欲しい。まして女性としての旬も心の旬も短いんですから今やらずしていつやるかですよ。」世之介がそれだけ力を入れているなら暫く彼女の成長を見守りたい。
さて「世之介ひよこざいだん」の三人。乃ゝ香は二つ目昇進して、落語通のわたくしから見ても売れる匂いを放っている。すでにビーツのCMや各TV番組やラジオのゲスト。前座上がりとは思えぬ顔の出し方の活躍だ。杏寿も週刊誌のコーナーで見開き紹介されていた。噺も明るさと笑顔が高座に満ち溢れて来た。あの可愛さが落語に現れたら今までの女性噺家をひっくり返す事が出来るだろう。駒平も地元の大分市のCMに出演、NHKの「金曜日のソロたち」でも視た。落語も聞けば前座の域を超えていることは一目瞭然だ。あとは笑顔の裏に志ん朝や談志、今なら小朝のような相手に媚びないカッコよさが生まれれば一気に人気が出るだろう。今青田買いするならこの三人よりほかに居ない。落語好きも初めて落語を聴くあなたもコロナの令和を楽しく生きたいなら「世之介ひよこざいだん」の三人を応援するべきだ。

■ 演芸評論家 室輪まだこ


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