第六回 池袋本町新春落語会

『池袋本町新春落語会、主催池袋本町サロン』

吉例、新春池袋本町シスナブ寄席がやってきました。なんと第六回です。

気が付けば、宮城、岩手、福島、静岡、小田原まで。今年もお正月からさまざまな落語会が開催されます。

埼玉県ときがわ町「トカイナカハウス」では、古民家の落語会も開催しています。

令和六年のお正月も皆様と共に初笑いと人情噺で楽しんでください。

どうぞ皆様御誘い合わせの上、笑門来福シスナブに集まってくださいませ。

池袋本町落語会席亭　神山典士

『地域落語会に寄せる期待』

お正月は笑って新年を迎えたいと思っている方は多いと思います。しかしながら寄席まで足を運べない方も沢山いらっしゃるでしょう。

そこで落語家さんを呼んで会を開こうと、そんな方々の期待に応えて平成三十年から開催されたのが「池袋本町新春落語会」です。

その間コロナ禍などもありましたが、そんな中だからこそ笑うことが大切と落語会を続け、今回で六回目を迎えます。

寄席の他で催される落語会を「地域寄席」「出前寄席」などと呼んで昭和五十年代からかなりの地域で行われて来ました。今では多い日は一日で全国三百か所を数える落語会が開かれるほどです。ですから一月八日も各所で落語会が開かれていると思います。

さて第一回からお越しのお客様はご存じの通りこの会は金原亭世之介師匠と席亭神山氏の口利きで始まりました。

世之介師匠の弟子たちの成長もこの六回の間に目を見張るものがあって、昨年この会のあと二月に二つ目昇進した沖縄出身の弟子金原亭杏寿は若手噺家の中でも群を抜く人気落語家の一人になりました。BS「笑点」やラジオ、雑誌で世をにぎやかせています。

歌手としてもテイチクエンタテイメントからCDメジャーデビューもしていてこれから一押しの美人落語家なんです。

金原亭駒平も次の五月に二つ目昇進が決まって、その落語の実力は席亭からもお墨付き。

新春早々素敵な落語に出会えること間違いなし。この機会を逃さぬように、私のお薦め落語会のひとつ是非お楽しみください。私も期待してます。

演芸評論家　室輪まだこ