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2017.11.19 18:00 開演(17:00 開場)
RAGG LIVE2017

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会場詳細
〒180-0004
東京都武蔵野市
吉祥寺本町1-29-5 B1F

■ SCARAB

ラグ LIVE2017


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■ Charge:3,000円 + オーダー

( YONOSUKE ) VOCAL & STORYTELLER 金原亭世之介
( CYUSON ) GUITAR 中村隆志
( YAGUCHI )DRUMS 矢口浩
( CURI )PERCUSSION 栗山豊二
( KAME )BASS 亀川洋
( RACCO )KEYBOARDS 杉本健
( TANABE )KEYBOARDS 田辺裕己彦

 二十代後半、ギターリストのCHUSONが音楽をやめると言っていた。その時落語ミュージカルを考えていたYONOSUKEは「やめるなら、その才能を俺に貸してくれ」と言って引き止め、始まったのがこのバンドだ。そしてCHUSONがリーダーとなってメンバーを集めた。YAGUCHIはイーストウエストの「夢職人」でCHUSONとバンドを組みYAZAWAや杏里、アリスもやったドラマーだ。パーカッションのCURIはブラジルに憧れるまだ少年だった。ベースの最年少だったKAMEは今や売れっ子物まねマジシャン亀ひろし。キーボードのRACCOは生ピの音色でメンバーを虜にして入って来た。そのメンバーが足りないと人の良さに付け込み便利に使われていたキーボードのTANABEが本格メンバーに加わり。これから新生RAGGの第二章が始まる。

ちなみに「やめるならその才能を俺に貸してくれ」と言ったらCHUSONは「それならば俺に金を貸してくれ」と言ったとか? 言わなかったとか?



 YAMAHAのポップコンとイーストウエストが全盛の頃ミュージシャンの登竜門がそこにあった。世之介もフォークシンガーとしてそれを夢見ていた時代がある。しかしながら世之介は落語家の門をたたいて先代金原亭馬生の弟子となり金原亭駒平として活躍しはじめる。その夢をあきらめきれず二つ目に成るとオリジナル曲をライブハウスで歌いはじめ、東芝EMIからアルバムデビューしてしまう。その後もコロムビアでもアルバムを制作している。ミュージシャンの友達が多いのはそのためだ。 RAGGのリーダー中村隆志や矢口浩もそのころからの親友だと聞いている。ところで世之介の自分の夢をどうにか現実化する能力としつこさには目を見張るところがある。「鹿芝居」「ミュージシャン」「俳人」「漫画家」「作家」「鰻屋経営」「大学教授」などあげればきりがない。さてその中に「落語ミュージカル」と言うパフォーマンスがある。私が初めて「落語ミュージカル」を見たのは渋谷エッグマンの三日間LIVEだったと記憶している。まだ二十代の駒平の頃だ。満杯のお客様にも驚いたがその音楽性の高さに舌を巻いた。そしてサンバ系のロックとバンドメンバーとの底抜けに楽しい舞台は私の予想していた「落語ミュージカル」と言う範疇からはとめどなく外れていて度肝を抜かれた記憶がある。今思えば三十年以上前のあの舞台は世に出すには早すぎたのだと思っている。やがて時代の波にのまれ「失われた二十年」となったその舞台を持ち前のしつこさで復活させると言うのだ。それもオリジナルなメンバーでの今回のステージ。当時十代だったベースの亀川洋もすでに五十代だろう。若者もノスタルジーを持つ大人たちも楽しませてくれる「落語ミュージカル」紙面の説明では語りつくせない舞台。是非見るべきだ。

■ 演芸評論家 室輪まだこ

= 当日の演題 =

『泣いた赤鬼』 『番町皿屋敷』


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