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NEWS > 22.1.25 第一回 志ん生のお血脈 金原亭伯楽 |
2022.1.25 動画配信 第一回 志ん生のお血脈 金原亭伯楽 |
【木戸銭】 2,000円 *金原亭伯楽 サイン入りポストカード付き チケット購入はこちら 『志ん生のお血脈』
先日真打ち昇進した噺家に志ん朝の話をしたら「すいません志ん朝師匠にお会いした事は無いんです」と言われた。私にとっての志ん朝はつい先日の噺家で志ん生がやっと間に合った噺家であったが、今の若手には志ん朝も志ん生も雲の上の人なのだ。志ん朝も亡くなってもう二十年を過ぎていたのだと痛感した。まして志ん生とくれば遥遠い時代の噺家なのかもしれない。今回第一回目の「志ん生のお血脈」のゲスト金原亭伯楽はまさに志ん生も志ん朝も知る、先代馬生の総領弟子。落語も楽しみであるがサービストラックの世之介とのトークが楽しみでしょうがない。昨年伯楽師匠にお会いした時は八十路を過ぎて尚お元気で、落語への意欲も話してくれたのを覚えている。師匠は近ごろあまり高座にかからなくなった「孝行糖」を自分なりに演出して噺したいと言っていた。新年のどこかできっと聴けるはずなので逃してはいけないと思っている。今回は「猫の皿」伯楽の十八番と言っても良い円熟したネタだ。志ん生も晩年良く高座に掛けていた。先代馬生師匠と「猫の皿」について話した事があった。師匠は「『猫の皿』は小咄ですよ。稽古でどうこうする話じゃないんです。噺家の年輪が魅せる噺で落語家の生きて来た人生が出せれば自ずとお客様に届く噺です」と言っていたのを思い出した。そい言えば小三治師匠の最後の高座は「猫の皿」だった。 今回の「志ん生のお血脈」トークもであるが伯楽の高座を楽しみにしている。世之介は「星野屋」世之介の得意の女と男。これも楽しみだ。前座の駒平は「一目上がり」。師匠から「正月の一席目は『十徳』のような数が減る噺でなくだんだん上がって行く噺の方がめでたくて良い」と言われてます。と言っていた通り「一目上がり」。伸び盛りの前座はいつでも楽しみだ。もちろん皆「志ん生のお血脈」古今亭ファンにはたまらない会がまた増えた。 演芸評論家 室輪まだこ |
2022.1.25 動画配信 第一回 志ん生のお血脈 金原亭伯楽 |
先日真打ち昇進した噺家に志ん朝の話をしたら「すいません志ん朝師匠にお会いした事は無いんです」と言われた。私にとっての志ん朝はつい先日の噺家で志ん生がやっと間に合った噺家であったが、今の若手には志ん朝も志ん生も雲の上の人なのだ。志ん朝も亡くなってもう二十年を過ぎていたのだと痛感した。まして志ん生とくれば遥遠い時代の噺家なのかもしれない。今回第一回目の「志ん生のお血脈」のゲスト金原亭伯楽はまさに志ん生も志ん朝も知る、先代馬生の総領弟子。落語も楽しみであるがサービストラックの世之介とのトークが楽しみでしょうがない。昨年伯楽師匠にお会いした時は八十路を過ぎて尚お元気で、落語への意欲も話してくれたのを覚えている。師匠は近ごろあまり高座にかからなくなった「孝行糖」を自分なりに演出して噺したいと言っていた。新年のどこかできっと聴けるはずなので逃してはいけないと思っている。今回は「猫の皿」伯楽の十八番と言っても良い円熟したネタだ。志ん生も晩年良く高座に掛けていた。先代馬生師匠と「猫の皿」について話した事があった。師匠は「『猫の皿』は小咄ですよ。稽古でどうこうする話じゃないんです。噺家の年輪が魅せる噺で落語家の生きて来た人生が出せれば自ずとお客様に届く噺です」と言っていたのを思い出した。そい言えば小三治師匠の最後の高座は「猫の皿」だった。 今回の「志ん生のお血脈」トークもであるが伯楽の高座を楽しみにしている。世之介は「星野屋」世之介の得意の女と男。これも楽しみだ。前座の駒平は「一目上がり」。師匠から「正月の一席目は『十徳』のような数が減る噺でなくだんだん上がって行く噺の方がめでたくて良い」と言われてます。と言っていた通り「一目上がり」。伸び盛りの前座はいつでも楽しみだ。もちろん皆「志ん生のお血脈」古今亭ファンにはたまらない会がまた増えた。 演芸評論家 室輪まだこ |
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