はじめて 落語ガイド
気楽に立ち寄れる伝統芸能、それが落語です。
でも、初めては 心配事がたくさん !
そんなみなさんの、背中をそっと押すガイドになっていたら幸いです!
初心者でも大丈夫?
大丈夫!
厳しい「シキタリ」はありません!
雰囲気を例えるなら、寄席は声を出して笑っていい映画館のような空間。
リラックスして、ゆったりとお楽しみください!
予備知識は必要?
難しい印象がある落語ですが、予備知識はいりません!
どんな人にも楽しんでもらえるよう、落語家達はお客様の様子を見ながら話の雰囲気や言葉遣い、演出をその場で変えてお話します。
あなたが初めて寄席に出向いた時、きっと芸人はあなたの顔を見ながらあなたに合わせた話をしてくれるはず!
その時聞いた落語は、その時その場所でしか聞けない。それが「落語」の良さでもあります!
どこでやってるの?
常設の寄席(毎日興行がある寄席)のことを定席 と言います!
東京の代表的な定席 4軒は、いつでも落語を上演しています。
予約なしでふらっと
立ち寄ることができますよ!
( ※特別公演等、予約が必要な場合がありますので、詳しくは各WEBサイト等をご確認ください! )
チケットの買い方は?
木戸銭 ( =入場料)は、寄席の入り口にある受付でお支払!
切符売り場を「テケツ」とも呼びますよ。
定席 の場合
チケットを一回購入すれば、入場してから興行が終了するまで、時間一杯楽しめます! ただし、途中外出はできませんのでご注意ください!
代金は通常公演の場合、2,000円〜3,000円程度。
団体割・シルバー割引・夜割など、様々お得な割引もあります。
特別公演の場合
予約が必要な場合が多くあります! 当日、席に空きがあれば当日券の購入可能の場合もあるので、各詳細はWEBでチェックしてみてください!
師匠ともども所属しているキングプロダクション主催の特別公演は、最新情報の「お知らせ一覧」から各種予約の有無・詳細をご確認いただけます。ぜひご確認ください!
大人気の特別公演
シリーズはこちらから!
指定席なの?
定席は全席自由席です!
特別公演は指定席の場合もございますので、詳しくは各WEBサイト等をご確認ください。
どんな服で行けばいいの?
どんな服装でもOK!
もちろん、着物でもOK! 「ゆかた割」「和服割引」がある寄席もありますよ!
休憩はあるの?
仲入 りという、寄席の休憩時間が入ります。
寄席によりさまざまですが、時間は10~15分くらいです。
太鼓の音と一緒に「おな〜か〜い〜り〜」という掛け声が掛かります!
落語を楽しむコツ
“推し演目” より “推し落語家” を見つけてください!
落語をより楽しむコツは「推し落語家」を見つけること。
実は、同じ演目 (ネタ) でも、落語家によって演出が全く違います!
「あれ? 前聞いた時はここで面白いボケが入ってたはずなのに?」
「あれ? 登場人物の名前が違う」
こんなことがたくさんあるのが落語です!
落語のネタは、どんなものでも、必ず師匠たちから稽古をつけてもらい、OKが出たらお客様の前で話してもいいというシキタリがあります!
なので、稽古をつけてもらった師匠によって、落語のネタの細かい演出も違ってくるんです!
と、いうわけで、気に入った演目があっても、他の落語家がその演目をその通りに演じるとは限りません!
次は、一門をまとめて “箱推し” !
気に入ったネタがあった時、その話をもう一度聞きたいな、と思ったら、同じ落語家の同じ話を聞くことが一番!
そして、もうひとつ。
その落語家が真打ち(弟子を持てる、師匠と呼ばれる、いわゆるベテラン)であれば、主催する落語会にその落語家の弟子や育てている前座・二ツ目も高座にあがります。
そこがポイントです!
その落語家が所属している「一門」をまとめて “箱推し” してください ♡
一門とは、わかりやすく言うと、“落語家の一家” のこと!
金原亭世之介一門、といえば、うちの師匠、そして弟子の、杏寿、駒平のことを言います。
落語家は一門ごとに演出が似ているので、もし、師匠の落語が好きだ! という方がいらっしゃったら、杏寿以下、駒平の落語も師匠仕込みの同じ演出です!
ですので、きっとどこかに同じ面影を見ていただくことができるかもしれません。(精進いたしますっ!)
気に入った落語家の一門の落語を一気見したい!
そんな方におすすめなのが「一門会」!
金原亭世之介一門会(弟子の会)は
こちらから!